特別支援教育就学奨励費
特別支援教育就学奨励費を知っていますか?障害のある子どもがいる家庭を対象に、教育にかかわる費用を国や地方自治体が補助してくれる制度が「特別支援教育就学奨励費」です。
こちらは支援学校や支援学級に通う子を対象にしています。
世帯収入に応じ、学用品・就学費用の一部を負担してくれます。
自治体によってはレシートが必要なところもあるので、しっかり残しておきましょうね。
負担額や内容が地方により少し違うかもしれませんが、今回は私の地域の内容を紹介させていただきます。(地域によっては一定額を支給のところもあるようです)
※具体的な金額が記載されているものは「年額の支給上限」になります。
区分 | 経 費 | 支給額 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|---|
① | 学用品・通学区用品費(※1) | 実費の1/2 | 5,820円 | 11,370円 |
② | 給食費 | 実費の1/2 | ||
③ | 新入学児童生徒学用品費(※1) | 実費 | 51,110円 | 57,980円 |
④ | 郊外活動費 宿泊なし(遠足など) | 実費の1/2 | 800円 | 1,155円 |
⑤ | 郊外活動費 宿泊あり(自然教室など) | 実費の1/2 | 1,845円 | 3,105円 |
⑥ | 通学費(定期券・回数券等の写しが必要) | 実費(※2) | ||
⑦ | 交流学習交通費 | 実費(※2) | ||
⑧ | 職場実習交通費 | 実費(※2) | なし | 実費(※2) |
⑨ | 修学旅行費 | 実費の1/2 | ||
⑩ | オンライン学習通信費(第Ⅰ区分のみ)(※3) | 実費の1/2 | 7,000円 | 7,000円 |
通級 | 通学費(定期券・回数券等の写しが必要)(※4) | 実費(※2) |
※1 支給前に調査するので、購入した物品と金額を控えておく。
※2 支給区分が第Ⅲ区分の場合は「実費の1/2」を支給。
※3 学校でインターネット接続が必要な家庭学習が実地され、保護者が通信費を負担する場合に支給。
※4 通級通学の児童生徒は、在籍校と通級学級のある学校間の通学費のみ支給。
支給区分と支給経費
支給区分 | 所得額と生活保護基準需要額の割合 | 支給経費 |
---|---|---|
Ⅰ | 1.5倍未満 | ①~⑩ |
Ⅱ | 1.5倍以上2.5倍未満 | ①~⑨ |
Ⅲ | 2.5倍未満以上 | ⑥⓻⓼ |
※「就学奨励費 自治体名」で検索すると自分の自治体の所得制限がでてくるので検索してみて下さいね。
【支給時期】
前期分(4月から9月分) 12月
後期分(10月から3月分) 3月
【補助対象の範囲】
(1)新入学児童生徒学用品費(小学校1年・中学校1年のみ)
新入学にあたり購入した学用品・通学用品(ランドセル、カバン、体操服、雨靴、雨傘、上履き、防止等)の額。
(2)学用品(全学年)
①年間で購入した学用品の額。
②学用品には、ノート、筆記用具の他次のようなものが含まれます。
ア 副教材(ドリル等)、副読本(資料集等)、練習帳、辞典類、体操服、体育館シューズ等
イ 実験、実習用の教材、作業衣等
ウ ア・イについて、パソコンソフト等のIT関連の学用品購入も対象
(3)通学用品費(2年生以上)
①通学の為に年間で購入した通学用品(通学用の靴、雨傘、雨靴、帽子等)の額。
②1年生は、新入学児童生徒学用品費に含まれているので、この項目では対象外。
ランドセルや体操服まで対象なのは嬉しいですね!
余談ですが、うちの子は体操服の上を着るのが苦痛のようで2パターンの体操服を試したものの着れずです。補助がでるのがお財布の救いです(´;ω;`)
現在は学校に相談して「白の無地なら大丈夫」と回答をもらったので体育のある日はそれを着て行ってます。
領収書・ネットでもOK!
気になったので調べてみましたが、領収書やネット購入の大丈夫のようです。
大事なのは「氏名・金額・日付・品名」が確認できることみたいです。
ネットでの購入の場合納品書が同封されるのでそちらを残しておくか、領収書の発行をお願いするといいですね。
個人的オススメの学用品を少し紹介します。
実際使ってみました。
私自身、筆圧が強いのですがこれを使うと不思議と力が抜けます。子どもにも使ってもらいましたが、感想を聞く前に癇癪により折られました(笑)
筆圧が強いと書くだけで疲れるので、これを使うといいかと思います。
デメリットですが、表面が凸凹してどうしても字がガタガタになります。なので、これで力の抜き方を覚えてから普通の下敷きに移行するのがいいですね。
このタイマーは年長から使っています。「○○時に家をでるよ」、と話してもなかなか動けなかったり時には癇癪を起していたので、どうしたものかと思い病院で相談した時に「残り時間がみえるといいよ」教えてもらいました。
もちろん使い始めはそう都合よく動けませんでしたが、毎日「これが鳴ったら〇〇に行くよ」と声掛けを続けるうちに動けるようになりました。
このタイマーの特徴ですが、残り時間の部分が色付きで分かりやすいです。時間の概念がわからなくても直感的にわかる仕様です。アラームもなりますが小さめの音なので、聴覚過敏のある息子も使えています。
お次はこちら。
定規にもなるし、音読の際に読みやすくするものです。
音読する時に読む列に合わせて使用することで、読んでいる文が迷子にならなくなります。
私自身の話になりますが、本を読むことは好きだけど瞬きした瞬間にどこかわからなくなることが度々ありました。当時はこのような物がなかったですが、鉛筆や定規を使って読んでいました。
今はこれを買ったので栞兼ライン取りとして使ってます。
いかがでしたでしょうか?
これから就学準備という方は、学用品を購入した時はジップロック等で専用の袋を作ってとっておくことをおすすめします。どうか私の二の舞にならないでください(笑)
これを書いている途中で、残しておいたレシートも全部捨てたことを思い出しました・・・(´;ω;`)
幸い記述でOKな自治体なので、金額のメモを取りに実店舗に近々行ってきます。
この記事へのコメントはありません。